2010年12月1日水曜日

"EDISON CREW REUNION" AND "ENVY RECITATION REALEASE TOUR 2010 WITH RISE&FALL"

ちょっと前の話になる。

土曜日はMURAKAMI師匠、JOHNNYO先輩と俺の旧エジソンクルーに、フィーチャリングAKILLAVENUEで、長町での呑み会。

知らない人の為に言うと、エジソンというのは、20年近く前、仙台にもあった"UK EDISON"というレコードショップ。
主にパンク/ハードコア、オルタナ(当時はジャンクって呼ばれてたと思う)、デスメタル、そしてUKやデトロイトのテクノもわずかながら置いていた。
特にハードコアの品揃えが半端無かった。
MURAKAMIさんが店長で、JOHNNYOさんが店員。
10代後半からはたちぐらいの頃の当時の俺にとってはまさに天国の様な店だった。
はじめは客だったが、最低でも週3回ぐらいは通ってたと思う。
他の客に新譜をとられたくなくてさ。

で、"某DEAD END"で働いた後、引退するJOHNNYOさんの後釜として俺も"EDISON"で働く事になった訳。
そこに中学生ながら(その頃は高1かな)客で来てたのがAKILLAVENUEとSANOXO BABIESのSUPER SANO BROS.。

そんな"EDISON CREW"+1の呑み会であった。

まあ、いろんな話で盛り上がったけど、MURAKAMIさんの働いてた植木屋の親方のある意味壮絶なエピソードと、EDISONによく来てたGANNOSUKEの話には相当笑ったな。
久々に後頭部痛くなるぐらい笑った。
まじで。

GANNOSUKEといえば、俺はEDISONにはいった頃GANNOSUKEの事を知らなかった。
レジの下に地蔵の様な顔をした似顔絵が貼ってあった。
MURAKAMIさんが描いたものだ。
その人物がGANNOSUKEとの事だった。
ある日、ある男が店にはいってきた。
その瞬間、俺は本気で吹いてしまった。
その男こそGANNOSUKEであり、MURAKAMISANが描いた似顔絵があまりにもそっくりだった為、GANNOSUKEが店に入ってきた瞬間に、奴の顔と似顔絵がオーヴァーラップしてしまったのである。
その後平静を装ったが、GANNOSUKEが店にいる間中笑いをこらえるのが大変だった。
ちなみに余談だが、GANNOSUKEはその後DJになったのであった。

似顔絵といえば、JOHNNYOさんも描かれたし、俺も描かれた。
俺の似顔絵はテクノコーナーの前に張り出された。

居酒屋を出る間際に気付いたのだが、若手のハードコア関係者達が同じ店で呑んでいた。
若林区民呑み会だそうだ。
彼らも楽しそうだったなあ。

まあ、とにかく楽しい夜だった。



で、翌日の日曜日夜は、"ENVY"と"RISE&FALL"のライブを観にパークスクエアへ。
どちらもライブを観るのははじめて。

会場に着くと入口付近にADCが。
しばし、雑談。
会場に入るとなかなかの客の入り。
すし詰め状態というわけではないがそこそこ混んでてちょうどいい感じ。

まずは"RISE&FALL"のライブから。
やはりベテランバンドだけあって、余裕のステージングであった。
ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムの全てに存在感があり、また、整合性を感じた。
俺らとほぼ同世代の人間が未だにバンドをやり続けているという事にもリスペクト。
しかも、かっこいいバンドをやっているという事に。
正直な話、ちょっとライブ時間が短かったかなという気はした。
「え、もう終わり?」的な。
もう数曲やってもよかったのではないだろうか。

RISE AND FALL-MYSPACE



そして、"ENVY"のライブ。
待ち時間がとにかく長くて眠くなってしまう。
最初に、アルバムにはいっているアンビエント調の演奏をバックに女の人(奥貫薫らしい)のポエトリーリーディングがはいった曲をSEに"ENVY"のメンバーは登場した。
最初の5曲ぐらいまでは立ったまま半分寝てた。
眠りそうになって、カクってなって起きて、また眠りそうになって、カクってなっての繰り返し。
別に"ENVY"の演奏やサウンドのせいではなく、俺の体調のせい。
最近、しょっちゅう急激に眠くなる事がある。
前日かなり寝ていてもである。

5曲ぐらいが終わり、MCがはいったところでやっと目が覚めた。
その後、演奏をちゃんと聴いたわけだが、事前にアルバムは聴いていたが正直なところ"ENVY"にはほとんど期待していなかった。
しかし、そんな俺の気持ちとはうらはらに、かなりかっこよかったんだなこれが。

パンクとかハードコアとかいう概念では語れない気がする。
とくにサウンド面に於いて。
安直な言葉で申し訳ないが、『静と動』の繰り返しである。
エフェクトを余りかけない静かなギターのリフが続くかと思うと、突然重苦しい轟音の嵐になる。
ヴォーカルもポエトリーリーディングのようなスタイルをとっていたかと思うと、突然絶叫に変わるのである。
正直、ハードコアうんぬんというよりは、むしろシューゲイザーっぽいなと思った。
シューゲイザーとか好きな人の方が好きなんじゃないかと。

ひとまず、ライブを終えメンバーは去ったが、拍手が鳴り止まず、アンコールをやる事になる(この辺お約束なんだろうが...)。
アンコールでやった曲は、アンコール前にやっていた曲よりかなり激しくストレートなものであった。
ライブ後にADCに聞いたらそれは初期の曲であるとの事であった。







まあ、今回、あまり予備知識も無く、期待もせずに観たのだが、感想としてはまあ良かったと思う。
ひとつだけ言うと、チケットが高かったかなあという事か。
まあ、いろいろな事情があったのだろうが。

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