ポーランド出身の歌姫URSZULA DUDZIAK。
米INNER CITY RECORDSからの79年作。
名前をどう発音すれば良いのか?
ウルスラ・ダジアックか?アーシュラ・ダジアック?
昔の日本版のレコードにはアーシュラ・ズディアックと記載されているし、iTunesストアのカスタマレビューではウルシュラ・ドゥヂアクと書いてある。
うーん、わからん。
プロデュースは同じくポーランド出身、URSZULAの夫でありエレクトリックヴァイオリン、サックス奏者でもあるMICHAL URBANIAK。
URBANIAKの他、JHON ABERCROMBIE(アコースティック・ギター)、MARCUS MILLER(ベース)、77年にURBANIAKのプロデュースによりINNER CITYからリーダー作を出しているポーランド出身の天才アルト・サックスプレイヤーZBIGNIEW NAMYSLOVSKIなどが参加。
75年作の"URSZULA"と迷ったが今回はこっち。
ベリー・ストレンジなスキャット・フュージョン。
まず、ジャケットがかっこいい。
購買意欲をそそるジャケだ。
CDではなくやはりレコードで手に入れたいブツである。
それにしても、スキャット好きにはたまらないアルバムではないだろうか。
いや、まちがいなくたまらないアルバムだろう。
このレコードに収録されている曲には歌詞が無い。
アルバム全編通してURSZULAの天才的スキャットが楽しめる内容となっている。
全11曲中4曲がヴォーカルソロ(演奏無し)。
まさに"フューチャー・トーク"な1枚。
もちろん演奏も素晴らしい。
URBANIAK作の"KASIA'S DANCE"から幕を開けるが、この1曲目からテンション高めである。
MARCUS MILLERの繰り出す印象的なベースラインに乗るURSZULAのヴォーカル・テクニックに引き込まれてしまう。
2分半にも及ぶヴォーカルソロがストレンジで素晴らしい"FUTURE TALK"。
時にパーカッションの様に、時にシンセサイザーの様に、URSZULAの変幻自在のスキャットが凄い。
タイトルに偽り無し。
スリリングなフュージョン・サウンドにのびやかなスキャットが乗り、徐々に激しく展開していく"SHENKANSEN"(新幹線?)。
自分がこのアルバムの中で一番好きな曲。
NAMYSLOVSKI作の"QUIET AFTERNOON"がまた良い。
この曲ではURSZULAのヴォーカルは控えめだが、シンプルなベースラインの上に漂う様なNAMYSLOVSKIのサックスの旋律がなんともここち良く、まさに"QUIET AFTERNOON"に聞きたい曲なのだ。
実は、自分は曲のタイトルをあまり気にしないので、曲は知っていてもタイトルを知らない事も多々あるのだが、この曲を始めて聴いた時思い浮かんだ言葉が「クワイエット・ストーム」。後に"QUIET AFTERNOON"だと知って妙に納得した。
『水の中のナイフ』や『吸血鬼』、『ローズマリーの赤ちゃん』等ロマン・ポランスキーの映画のサントラで有名なポーランドのピアニスト、クシシュトフ・コメダ(URBANIAKは60年代に彼のグループに参加していたようである)作の"THE CATS"は、MARCUS MILLERのファンキーなベースラインにURSZULAの妖しいヴォーカルが乗る神秘的なナンバー。
ヴォーカルソロ"DOUBLE BOUNCE"でアルバムは幕を閉じる。
スペイシーでストレンジ、まるで様々な楽器を演奏しているかの様な変幻自在のスキャットを聞かせる最高の1枚。
Q TIPもサンプリング。
Q TIPもサンプリング。
いや~、フリーキーなスキャットが心地よいわぁ。
返信削除正統派なフュージョン・サウンドとの対比がこれまたGreat!
ちょっと、初心に戻れた気がする。
カッコいい!!さがしてみます。
返信削除T氏用に、
フレットレスベースと
マルチエフェクターを
準備完了してますので、
やりたくなったら
持ってきますー
>kakinumaさん
返信削除そうなんですよね。
どフュージョンなのがまたいいんですよね。
スキャットソロがヤバいタイトル曲もアップしたかったんですけどYOUTUBEになかったんです。
>ADC
返信削除かっこいいでしょ。
このアルバムはアマゾンでCD買えるよ。
アルバム全体かっこいいんで。
え、ベース用意してくれたの?
うれしいなあ。
しかし、実は知人からベース譲ってもらってしまって...。
ベースの練習の仕方教えてくれ。