2010年9月7日火曜日

YUMING "COBALT HOUR"

荒井由実『コバルトアワー』
ユーミンの3rdアルバム。75年作。

20年ぐらい前にある人から譲ってもらった。


プロデュースは村井邦彦。
演奏はティン・パン・アレー。
コーラスは前年にこのアルバムにも入っている楽曲『卒業写真』をヒットさせているハイ・ファイ・セットに、吉田美奈子、大貫妙子、山下達郎、伊集加代子。
錚々たるメンツだ。

レコードを貰った当時は、参加しているミュージシャンも名前ぐらいしか知らなかったが、このレコードの溝に刻まれている音楽のレベルの高さにただただ感動した。

『COBALT HOUR』、『何もきかないで』、『少しだけ片思い』、そしていわずと知れた『卒業写真』、『ルージュの伝言』、『CHINESE SOUP』(同年に吉田美奈子もカヴァー)など収録曲の半数以上が代表曲といっていいほど名曲揃いのアルバムである。
しかも、バラエティーにとんだ楽曲群で、ユーミンのソングライターとしての才能、センスに感心させられる。

どの曲も素晴らしいが、特に好きな曲を選ぶとしたら1曲目のタイトル曲『COBALT HOUR』。
この1曲目から既にティン・パン・アレーの演奏のヴォルテージがマックスに達している。
ハリー細野の動きまくるベースがとにかくかっこよい。
それに対する鈴木のギター、松任谷のキーボード。
すごいグルーブを持った曲だ。
ティン・パン・アレー関連の楽曲のなかでも最高の部類に入る演奏ではないだろうか。

『卒業写真』。
卒業シーズンの定番曲(歌詞の内容は卒業後の事を歌っているが)。
ユーミンの代表曲中の代表曲。
ハイ・ファイ・セット版と甲乙つけがたい。
演奏はユーミン版、ヴォーカルはハイ・ファイ・セット版か(山本潤子の方が歌うまいからなあ)...。

歌詞がせつない『雨のステイション』も好きだ。
メロディーも抜群によい。

"雨のステイション
会える気がして
いくつ人影見送っただろう"

すごくよくわかる。心にくる。情景も浮かんでくる。
ちなみにこの曲も後にハイ・ファイ・セットがカヴァーしているそうだ。



最高のソングライターと最高のミュージシャン達が融合した名盤中の名盤。









5 件のコメント:

  1. う~ん、やっぱり初期のユーミンはいいね。
    ティンパンアレイの演奏ってのも大きいけど・・・。
    個人的にはやっぱ、鈴木茂のギターがいい。

    それから吉田美奈子もね!
    ま、これも初期が好きだけど。
    吉田美奈子=ローラ・ニーロ聴きたくなってしまう。


    雑誌のレビューなんか読むより面白いので
    このアルバム単位での紹介はできる限り続けてほしいなぁ。

    楽しみながら頑張ってください。

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  2. >kakinuma さん
    初期のユーミンはほんとにいい曲が多いですね。
    おっしゃるようにティンパンの演奏が、多大に貢献している訳ですけど。

    幼稚な文章で個人的な感想を書くだけですけど、できるだけいろんなジャンルで続けていきたいと思います。

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  3. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  4. ども、ご無沙汰っす。元気そうでなにより。
    コツコツ続けていけばそのうち何かが変わると思うよ。
    最近ハマっているのが、大根仁のブログ。
    04年から6年も続いてるよ!!!すげえ!!!!!
    なんかMr.Tに似ているような・・・

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  5. >pepeさん
    まあ、適当にコツコツ続けていこうと思うんでお付き合い下さい。
    今後もコメント、よろしくお願いします。

    大根仁のブログ。
    先程ちょっと読みましたけどたしかにおもしろいですね。
    世代が近いというのもある。

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