2010年10月11日月曜日

ZOMBIELAND

『ルール2:2度撃ちしてとどめをさせ』


少し前になるが、『ゾンビランド』を見てきた。
仙台でやらないと思ってたら遅ればせながらやってた。

ゾンビ映画至上No.1の興行収入だったというこの作品。

結果、そこそこ楽しめたよ。


監督はルーベン・フライシャー。
知らん。
今作が初の長編映画との事。

ニートで神経質でトメダさん気味ではあるが独自のルールを守って生き延びてきた"コロンバス"(ジェシー・アイゼンバーグ)、ホワイトトラッシュ気味だが頼りになるマッチョのゾンビハンター"タラハシー"(ウディ・ハレルソン)、したたかな詐欺師姉妹"ウィチタ"(エマ・ストーン)、"リトルロック"(アビゲイル・プレスリン)。

この4人が、ゾンビだらけになって荒廃したアメリカを縦断するロードムービーになっている。

トメダ気味の"コロンバス"。


ニートとホワイトトラッシュのバディものとしても楽しめる。


また、ニートでおたくな童貞"コロンバス"の恋や成長の物語にもなっている。

オープニングのゾンビに襲われる人達のスローモーションがなかなかスタイリッシュだったんで、結構コメディながらもハードなのかなと思ったらそうでもなかった。
基本コメディ映画なので、かなり軽いタッチというかのんびりしているなあという印象がある。
コメディではあるが、大爆笑できるシーンもそうない。
そこが微妙だ。

ビル・マーレイのくだりはかなり笑ったが。
チャイニーズシアター前で有名人豪邸マップを手に入れる一行。
"タラハシー"が大ファンのビル・マーレイの豪邸に行く事にする。
ここでビル・マーレイが本人役で出てくるんですよ。
ゾンビの扮装して。
『ゴーストバスターズ』の主題歌流れまくりで。
終まいにはゾンビと間違えられて殺されちゃうし。
そこだけなんかコントみたいで。

詐欺師姉妹に何度もだまされたりしながら次第に絆で結ばれていく4人。


しかし、またもだまされ、姉妹は2人だけでゾンビがいないという遊園地"パシフィックランド"に向う。
遊園地にゾンビはいなかったが、案の定、まわりにいた大量のゾンビ達を呼び寄せてしまう。
そこで、姉妹を助ける為に、遊園地でのゾンビ軍団との大バトルとなる。
遊園地の乗り物に乗りながらゾンビを倒したり、お化け屋敷に入ったりと工夫がある。
ここでの、ウディ・ハレルソンは最高にかっこいい。
頼れるおっさん。


最後、旅を通してお互いを知り、仲間の為に自分のルールを破る事で、人と接する事を避けて生きてきた"コロンバス"にも最高の(疑似)家族できるというところで物語は終わる。

基本コメディなんだけど、スプラッター描写もなかなかえぐい。

タランティーノが2009年の年間5位に挙げたというが、そこまでおもしろいかな...というのが正直なところ。
まあ、おもしろいのはおもしろいのだけれど。
おなじゾンビ物のコメディだったら『ショーン・オブ・ザ・デッド』のほうが好きかな。
まあ、作品の狙ってる方向性は全然ちがうと思うけど。
『ショーン』の方はもうちょっとマニア受け狙いというかね。
『ゾンビランド』のほうが断然金かかってるしね。


デブは狙われやすいそう。気をつけねば。





ちなみに続編の製作が既に決まっているそうですよ。

4 件のコメント:

  1. うぅぅぅ…
    エグいのは無理…
    何かの間違いで座席に座ってしまったら我慢するとは思うけど…。。。

    でも「東京ゾンビ」は映画館で観たよ☆(笑)

    返信削除
  2. >mari さん
    でもこの映画はコメディなんでそんなにキツくはないと思うよ。
    ゾンビ映画特有の終末感もない。
    コメディなのに大爆笑できないのが微妙なところなんだけど。
    単純にギャグがそんなにおもしろくない。
    ギャグなのかすらよくわからん会話もある。
    でも、アメリカでは大ヒットなんでアメリカ人的には大爆笑なのかもしれないけど。

    『東京ゾンビ』観たいんだけど未だ観てないんだよね。
    キャストにも惹かれるし。
    花くまゆうさくのあの絵を実写でやって、浅野がアフロ、哀川がハゲって。
    それだけでシュールすぎる。

    返信削除
  3. 映画のコメントはmariさんと私で・・・w

    ゾンビ映画をあまり観ない私が、『ゾンビランド』を観たのは、
    『ショーン・オブ・ザ・デッド』でコメディ×ゾンビの面白さを経験していたのと、
    『リトル・ミス・サンシャイン』アビゲイル・ブレスリンが出演していたから。

    私も今回はイギリスのアホに軍配を。最後プレステやっちゃうんだもの。
    でも『ゾンビランド』、ちょっとお行儀良くて物足りなかったけど、
    あんまりアホアホ過ぎてもついていけないので、良かったかな。
    「超一流スター」ビル・マーレイ。

    コメディ×ゾンビで面白いのあれば、また教えて下さい。

    因みに、『ショーン・オブ・ザ・デッド』のエドガー・ライト監督の最新作、
    斉藤祥太・慶太も出演している、
    『Scott Pilgrim vs. the World』
    の日本劇場公開を求める署名活動には参加されましたか?
    宮城はちょっとアツいですね。↓
    http://scottpilgrimjp.web.fc2.com/

    返信削除
  4. >理絵 さん
    「超一流スター」ビル・マーレイ。
    激しく同意。

    おれもイギリスのアホ達に軍配なんだよね。
    なんたってジョージ・A・ロメロもお気に入りのゾンビ映画だからね。

    『Scott Pilgrim vs. the World』
    ひじょうにおもしろそう。
    早速署名した。
    どうしても劇場で観たいね。
    しかし、何でエドガー・ライトの映画って日本ではこうなんだろうね。
    『ショーン』はDVDスルー、『ホット・ファズ』も一時公開危ぶまれてたし。
    おれのブログでも応援をよびかけるよ。

    返信削除